【タイ方医学の教育機関 〜タイ方医学はどこで勉強するの?】タイ方医学は仏教と共にインドからタイに伝わったとされ、主に、タイのお寺である、ワットで発展していきました。現在、タイ方医学は、タイの文部省が認定した学校や、大学でも学ぶことが出来ます。
ワットから一般の人々に伝えられた医学
仏教と共にタイにやってきたタイ方医学は、ワットで仏教の教えと同じように、師から弟子へ伝えられたといいます。例えて言うならば、日本も昔は技術職を学ぶ場合、師に教えを仰いで生活を共にして、師の仕事ぶりを見て覚えていく、という文化がありました。タイでも同じようなスタイルだったと考えられます。
ワットは一般の人々に仏教を教える場であり、また、人々が集まる場としても機能していました。生活の指導などを僧から受けると共に、病気や健康の相談もしていたようです。タイ方医療の主として、薬物学とマッサージがあります。ルーシーダットンは、マッサージのカテゴリに入ります。僧はこれらの知識も、一般の人々の生活に役立つように教えたようです。ルーシーダットンも健康の為の体操として、伝えられたことでしょう。
今でも、タイの田舎に行くと村に一人は、マッサージ名人がいます。小さな村には病院もマッサージ店も無いことが多いです。そんな村に住んでいて、身体の調子が悪いと、「あそこの家のおばあちゃんに相談するといい」と、村人がそのおばあちゃんを訪ねていきます。
そんな村のマッサージ名人たちは、きっと大昔のご先祖がワットでマッサージを習い、それを親から子へと、代々伝えてきたのでしょう。
現在のタイ方医学教育機関
現在のタイでは、タイ方医学を学ぶ場所も整えられています。タイ文部省が認可したマッサージの学校や、民間団体の学校などが、数多く存在します。また、多くの大学でも、タイ方医学の課程があります。更に、現在の学習法の特徴として、タイ方医学のみでなく、現代医学の知識も必要とされる学校や大学が多いようです。
タイ方医学は一時期、西洋から流入した現代医学に押されて、衰退しました。しかし、政府がタイ方医学の保護や発展を目指したこともあり、整備が進んでいます。
しかし、衰退時の傷は深く、前述の大学では、最近やっと卒業生が出ました。彼らが今後、実際の医療の場で活躍し、タイ方医学と現代医学の融合で、より良い医療がタイはもとより、世界に広がっていくことに期待が持てます。

