【タイ方医学の起源 〜インドや中国から影響を受けたタイ方医学】ルーシーダットンの考え方の基である、タイ方医学はどんな考え方をする伝統医学なのでしょうか。タイ方医学はおよそ2500年前のインドが起源だとされます。 現代医学とは異なった考え方で、身体へアプローチしていくタイ方医学は、何気ない日常の習慣にも、一考を与えてくれます。
タイ方医学の起源
タイ方医学は今からおよそ2500年前のインドが起源であるとされています。そのころ、インドで仏陀の主治医であったという、Dr.シヴァゴがタイで「医学の父」と呼ばれる人物です。 インドの隣国である現在のパキスタン、モヘンジョダロでは、医薬品と思われる遺跡が発掘されています。モヘンジョダロは紀元前2500〜1800年頃に栄えたという、インダス文明の大都市です。地理的にも近いことから、現在のインド医学との関係が大きいようです。そのインド医学が仏教と共にタイに渡ったのは、紀元前100年から200年頃と言われています。
中国からの影響
タイ方医学はインドが起源といわれていますが、同じく地理的にも近い、中国からも影響を受けたようです。タイ方医学の理論では、プラナと呼ばれるエネルギーが通っている道を「セン」といいます。このセンは中医学の経絡という、「気」「血」「津液」が通る道と重なります。タイ方医学で「ジュ」と呼ばれるセン上にある点は、中医学の経穴(ツボ)と呼応します。
見えないエネルギー
エネルギーが流れているというセンも経絡も、目に見える身体の器官ではありません。しかし、タイ方医学や中医学に関わる人々には、確かに存在を感じ、実際に診断を行なっています。 タイ方医学は中医学の影響を受けたと、考えることも出来ます。また、目には見えないけれど、人間の身体には、実際にエネルギーが流れているのかもしれない、と考えることも出来ます。だからこそセンと経絡は重なり、ジュと経穴は呼応するのかもしれません。 真実の程は確かめようがありませんが、身体をいたわり、生活習慣を改めるには、良い考え方ではないでしょうか。 また、センや経絡は現代医学における、血管やリンパ管、神経とも重なる部分が多いのも事実です。太古の人々の知恵や、人間の身体の奥深さに、興味は付きませんね。

