【ルーシーダットンとタイマッサージ 〜エネルギーが流れる道・セン】ルーシーダットンとタイマッサージには、深い関係があります。両方とも、タイ方医学の考え方に基づいて、行なわれるものです。西洋医学には、体中に張り巡らされているものに、血管やリンパなどがあります。健康法や美容法には、よく「血行をよくしよう」「リンパの流れを整えよう」という、言葉を目にしませんか。タイ方医学には、センという物があると考えられています。センの流れを整えることで、健康で美しくなりましょう。
エネルギーが流れるセン
センとは、タイ方医学の理論では、プラナと呼ばれるエネルギーが通っている道とされます。大地や食べ物、空気から得たプラナが、センを通って全身に運ばれ、人間は生きているという考え方です。病気になったり、体調が悪くなったりするのは、プラナの不足や正常に流れていないからだとされます。
センを感じる
センやプラナは、レントゲンや解剖を行なって見ることはできません。目には見えないものですが、熟練したタイ方医学の医師やマッサージ師は、その流れを感じることができるといいます。実際に現代でも、タイ方医学では、脈を取るようにセンに触れたり押したりして、診断を行ないます。
センを刺激する
ルーシーダットンは、様々な姿勢で身体を伸ばしたり、ひねったりすることで、センを効率よく刺激していきます。エネルギーが流れるセンを刺激することによって、流れが活性化し、滞ったり詰まったりしているプラナを、スムーズに流すことを目的とします。
タイマッサージの場合は、このセンを押したり揉んだり、ストレッチしたりをマッサージ師さんが行なってくれます。寝てればいいだけですね。しかし、ルーシーダットンはマッサージ師さんにしてもらうマッサージを、自分で行ってしまおうというものです。ルーシーダットンはセルフ・マッサージとも呼べるでしょう。
西洋医学的センの位置
センは西洋医学とは全く異なる理論によって、タイ方医学では存在するとされます。しかし、センは血管やリンパ管の位置と重なることが多いのです。センを刺激すること、イコール、血流やリンパの流れを活性化させると言えるでしょう。 中医学にも経路という、気・血・津液が通るとされる道があります。センはこの経路とも被ることが多いです。 様々な地で、昔の人々が人間の身体を守る為に考えた結果が、似ているというのは興味深いですね。

